CASE-4

  • 事例4
    エビ養殖事業における
    初期放流時尾数カウント
  • 業務上の課題
    関西電力が出資する海幸ゆきのや合同会社のエビ陸上養殖事業では、育成計画の精緻化のため、
    初期放流(=稚エビ初期育成の後、本水槽へ放流)時の稚エビ尾数をカウントしたいというニーズがあるものの、
    移送中の大量のエビを目視で計測することは困難
  • デジタル化で目指す姿
    画像解析技術を適用し、初期放流時の稚エビの尾数カウントを実現することにより、育成計画の精緻化と事業の収益向上を図る
  • 使用したデータ
    初期放流時の動画
  • 課題へのアプローチ
    放流中のエビを映した動画に対して、最新のディープラーニング技術を活用したエビの検出・追跡ロジックを開発、尾数をカウント
  • 参照プレスリリース
    https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2022/pdf/20220704_2j.pdf

comment

  • これまで尾数測定はサンプル的に目視で実施し、感覚値で生産計画を立てていました。AIを活用した本プログラム採用によって、人では実現できないレベルでの尾数カウントの結果、給餌等育成計画の精緻化が可能になります。また、画像解析により瞬時に尾数をカウントできることから、労働者の負担軽減にもつながり、生産性の向上やコスト最適化に貢献することを期待しています。

    関西電力(株)
    経営企画室イノベーションラボ

  • 現場の方と議論しながら現場での運用やエビに負荷のかからないデータの取得方法の検討から始め、最新の技術・知見を利用したエビのカウント方法の考案と実装、撮影環境の異なる新工場への適用までサポートさせていただきました。人目では困難な何十万尾ものエビのカウントを実現することで、エビ養殖の生産性向上につなげられることを期待しています。


    担当者